過去俺

8/2 7/31と8/1は焦っていたので書けずじまいに。今日になって提出することが出来た。色々と考える部分が出てきた。

 まず線画、フォトショップでは手描きの美しさを求めるのはつらい。自身のつたなさもあるだろうが、手間がかかる上に気に入った線が出来ない。よって線画補正の出来るもの、もしくは手描きに近い見え方をするソフトが必要。補正はイラストスタジオなどだろうか。もしくはペインターで鉛筆描き。コーラルペインターがあるので、それを使ってみようと思う。

 次に色塗り。フォトショップは大まかに塗るのには適している。でもまだまだ詰めが足りないので一旦保留。線はどの程度残すのか、塗り方は立体的になるようにするのか、平面的にするのかなど。

 

 キャラクターデザインをして思ったことは、衣装の精密さ。頭身のバランス。年齢通りにみえるかどうかだった。特に衣装の精度。資料が無いと本当にどうしようもない。写真なりイラストなり、手元に無いと「それらしさ」も出せやしない。ネットがあるのは良いことだけど、それでも足りない。専門書が必要だ。痛感した。

 それから、装飾。これに関しても悩む悩む。デザインできない。パターンだけでも作るように気をつける。慣れるだけでだいぶ違うはず。その設定に関していわれのあるものを集めれば、なんとかはなりそう。

 人体も勉強しようね。可愛く描こうとか、売れ筋を意識して、などの考えは全くプラスに働かなかった。迷って時間を取られる。ただでさえ迷いつつ描いているのに、余計なことを考えるのは無駄。どうあがいたって自分の癖しかでないんだから、「○○風」など意味がなかった。どれだけ似せることができるかとか、練習の為に模写、だったら良いが提出用に描くのはNOだ。

 小金を稼ぐにはまだ力が足りない。ただ、面白かったのは依頼の制約がある割には、自分の縛りはどんどん解放されていった点だ。弟から言われて吹っ切れてから、楽になることなること。なにかしらの制約があることで、こんなにも張りが与えられるとは。初めてのことだらけになってしまうと身動きがとれないので、一個だけ初めてのことにしてみる。そうすればまた無理をしなければならないから張りが出る。

 息抜きもしやすかった。どこどこまでやって、休む。休みの回数と時間が多くても大丈夫だった。ブーツかたっぽ描いたら休む、とか。下書きの終わってる左手の指の形がハッキリしたら休む、とか。小刻みに休んでオーケー。ラストにメチャ無理をしたけど、それは作業を始めた初日から段階を経て作業するようにしていなかったからだ。いまの張りが残ってるクリープ状態なら、何日までにこの状態。みたいな設定はできるから、それを習慣づけて。それからただの遊びが、とても良いものになる。ただ流れていくだけじゃなくて、元気をもらえるものになる。

 あと、出来る出来ると聞き続けること。俺はなかなか大声は出せないので、松岡修造さんに言ってもらう。MADで聞く。本当に力が沸く。よしやるか、となった。

 苦しんだ分楽しいものだった。足りない部分がいっぱいあることがいい。埋めることが出来るから。

 

8/3 歯の詰め物が取れてしまった。もうちょいしたら歯医者に行くので、冷たいものがしみるのは我慢するしかない。

 昨日の反省、やる気の継続を含め色々とやったつもりだが決まらない。テーマは決まった。構図が全く決まらない。ただ決まらないにせよ明日には下書きに入るので、言っても仕方がない。テーマが決まって、必要なものがある程度分かっているところまでいったので良し。

 浴衣、着物のイラストで、この季節に合ったもの。ということなので、干した浴衣に夏祭りの記憶が映し出されるということにした。母親、娘2人で行った一夏の思い出だ。あざとい設定だが、アニメ風キャラクターが浴衣を着て夏祭りに行っている図よりかは、眼に留まるのではないかと思う。最初は故人の思い出として、掛けてある着物に記憶が映し出されるというものを考えていたが、ちょっと暗い。お盆に合っているかもしれないけど、死んだばかりの人間の描写より、楽しんでいる姿を描く方が運営の気が引きやすいかと思ったので却下。畳んである着物がたくさんあって、それらに家族の思い出が詰まってるっていうのもありかも。ご先祖様含め。

 ただ畳むと着物、浴衣と認識しづらいから広げてある方が良いんだけど、広げるとのっぺりして干してる感じにならないんだよな。干すっていってもハンガーで壁掛けになっちゃうし、本当に構図が決められない。優柔不断。明日にはどうにかしよう。

 

8/4 構図は決まった。イラレ、フォトショ、ペインターと3段階通して下書きを完成させることになる。パースなどの面倒なことを担当するイラレ、大まかな塗り・合成のフォトショ、細かい色塗りのペインター。障子のデータは出来た。イメージの下書きのパースを確認しつつ変形させる。生活感が足りなかったので小物を書き足す。祭りの後の疲れを感じさせると良い。けだるさか。そういった小物。あと、家族のイメージを別途描いておかないと。それらを貼付けるから。ここまでは取り込んだイメージを下書きにペインターなどで書き足してみよう。楽しい時間になることを。

 それから色塗りだ。フォトショップでレイヤーを重ねるだけ重ねて、色と形をばらけさせる。描きこみに時間を取れるように手早くやるようにしよう。

 

 まったく関係がないが、フジテレビで韓国を猛プッシュしたことが話題を呼んでいるようだ。フジテレビの株を保有しているのが海外の人らしく、日本のテレビでだんだんと韓国や海外への拒否反応を薄くすることで日本人をなんやかやする陰謀と言っている人がいるみたい。声の大きいことだ。

 また、ピクシブがにわかに騒ぎ始めていたわけだけども理由は知らなかった。カオスラウンジという集団とのやりとりでなんやかやあったらしいが、まぁそれも声が大きいだけというか。そう感じた。

 本当に色んなことを問題に出来るようなので、ネットの無防備さにちょっと背筋が寒くなった。こういうことに巻き込まれても大丈夫なように、色んなことを勉強した方が良いんだろうな。そういう理由での勉強もありだなと、感じた。欲を満たす為の勉強ばかりだったが、詰め込んでおけばいざと言うときに軽症ですむ防具のような勉強もしておこう。法律関係は特に。歴史とか政治とかも知っといた方が良いんだけど、手が着けづらい。

 まぁ、自分のやった結果に関して言い訳をする必要がないように正直に生きよう。それが大事だ。本気出せばもっと出来るとか、やめやめ。やった分だけ力がつく。俺の感性とかは生まれた時からずっとついてるんだから、鉛筆もっても粘土を練っても形になる時どうやったって出てくるんだ。その出てくる形を、正確にするというか正直にするというか、そのための人生だ。

 

8/5 考えが形にならないのって、めちゃくちゃ歯がゆいけど最高に幸せな時。でも時間はない。形になることって諦めに近い気がするんだけど、その形になったこと自体が強烈な引き金になるにはどうしたらいいんだろう。引き金にするってこと自体がおせっかいな気がするな。見れば勝手に感じるんだから、引き金自体は技術論でしかないのではないか。まったくどういつであるように顕現させるのは無理だが、なるべく伝えられるようにはしたほうがいい。

 風呂に入ってる時にに「大神+TRICK」という訳分からんコンビネーションを思いついたので書き留めておいた。ちょっと楽しみだ。

 

8/6 歯医者に行って詰め物を詰め直してもらった。家に帰って机の脚にレジンを流した。それ以外の作業は進んでない。明後日の23時59分までに仕上げると。せめて、入賞はしたいな。というか1万円は欲しい。

 製作を始めてから漠然と感じているのだが、モノとして形になる時の虚脱感は一体何なのだろう。

 それから、どうにも考え・閃きみたいなもののつながりが弱い気がする。それは単純に今までの知識を引き出せていないから、ということにもなるのだろうが、アイディア自体に深みを感じない。感じたらマズいような気もするけど、非常に平面的な印象がある。自分の中で、だけども。分子結合のように、とは言わないが積層された閃きというものを求めている。憧れかもしれない。アイディアは知識と感情の混ぜ物だと考えるようになってきたから。

 「知識ー感情ー知識」かもしれないし、

 「感情(知識ー知識ー知識)」かもしれないし、

 「知識ー感情ー知識

      I

     知識   」かもしれない。

 深みのあるアイディアというか、よく練られていて本質を掴んでいるアイディアというものに、立体的なイメージを持っているからこそ、自分の考えを「平面的なつながり」という捉え方になっているんじゃないかと考えているのかもしれない。立体的だと、なんかうまく分解できてる気がするんだよね。

 なんか書いたらどうでも良くなってきた。平面的だろうが立体的だろうが、外してはならないものをちゃんと捉えてるかどうかだな。それを語る上で外しちゃいけない本質的なもの。

 じゃぁ、本質ってのはなんだ。そいつを現す最もとぎすまされたもの。一つじゃない。俺だけが見つけ出す真実だな。その俺が見つけたたまらなく感動したものを、なんとかして形にしなきゃならんわけだ。だって他の人には最初からみえていないんだから。ひょっとしたら近いものを感じる人はいるんだろうけど。

 とにかく、どうあっても形にしなきゃならないわけだから、もがくんだ。そこで、知識やら感情やらが手助けしてくれるんだな。で、そこでフィルターにかけるなり細切れにするなりして、アイディアとして浮き上がってくると。さらに、それをこっちの世界に持ってこないといけないわけだから、さらに手を入れると。んで、出来たものに関しては俺の手から離れて、ようやく人に見てもらえる範囲に出現すると。いうことかな。小難しく言いたい割には、ぜんぜん足りてない文章だなこりゃ。

 気持良く書いてるから、意味の分からん文章になる。まぁ意気込みが残れば良い。明日の俺は、こういったことをスッカラカンに忘れているから。憶えていようと、あまりしていないのかな。少しだけ寂しい。でもそれもまた幸せの一つなんだろう。

 

8/7 海外ニート、という人がブログを止めたらしい。身の危険を感じて、とのこと。何やら個人情報の特定をしたやらなにやら、色んな推測が出ていた。私自身も何度か覗いてみたことがあるが、考える種になってくれたこともあったので、刺激にはなった。言葉尻はかなりキツくて反感は買いやすい印象は合って、コメント欄にもいくつか噛み付いているものを見た記憶がある。見れないと思うと、少しショック。でも明日には忘れていると思う。話が振られてきたら思い出すとは思うけど、それ以外には浮かんでこないんじゃなかろうか。

 忘れっぽいの一言でまとめることが多くなってきたが、相当に感動していない期間が長い気がする。肌の表面がゾワゾワとして、泣きたくなるような衝撃を常に求めるのは過酷だけど、「ああ、いいなぁ」とか、「俺もやんなきゃ!」みたいなキッカケが少ない。もがいてないのかなぁ?

 違うか。感動に贅沢を求めてるんだな。程度の差は関係ないのに「大きく感動している自分」を求めている。それはポーズだ。虚飾だ。朝起きて、食事をして、やることをやって、眠るということをつまらないことなどとどこかで思っている。寝ている時も起きている時も、何かが存在するっていうのは素晴らしいんだぜ。ちょっと頭がぼやぼやして限りなく薄くしか拾えていないだけだ。父が、母が、弟が、祖母が、見ず知らずの人が、料理が。万物が身の回りにあるっていうのは、俺が自分の何かを刺激できることなんだぜ。正直にいれば良い。誰かにいつかいわれた正直さなんて目の前が濁るだけだ。抽象的で申し訳ないが俺よ。肩書き、社会的地位、障害の云々、国籍、実績、有名無名は一切関係ない。人の行ったこと言ったことは、その人の答え方だ。その人に成ろうとするな。なぜか成れないから。常に矛盾を抱えていることを忘れないようにするんだ。こうやって書いているのも、自分に聞かせる為にみせておいて実は人に見せびらかす為と言う面があるんだぞ。自:他は大体6:4だ。7:3と言いたいが6:4がホントのところだろう。5:5じゃないのは、今書いている時点では間違いなく今の俺と、未来の俺に向けて書いてるからその分だ。


 今日心が動いたと言えば、キクイムシの穴がどれくらい広がっているか確かめるには、穴の周囲をふやかせば良いってことか。木がスポンジ状の場合、湿らせれば爪で穴を押すだけで表面が陥没するので、どのぐらい広がってるかすぐに把握できる。

 レジンで机の脚を直したわけだが油粘土で覆っていた部分をはがしたらまぁ穴がたくさんあること。油粘土にひっついて新しく穴が空いてしまった部分もあったほどだ。小さい穴がバラバラとあって必ずしも中でつながってはいないから、一網打尽に埋めるのは難しい。また、油粘土が詰まってしまって、レジンを入れることが出来なくなったこと。だから穴を削って大きくして、そこに注射する感じでレジンを入れるのが良策かと。

 そしてイラストが進められない。松岡修造さんの言葉で言えば、「失敗を怖がってプレイしているからだ」ね。間違いない。やるけどさ。

 

8/8 言葉が足りない。絶対数が少ない。そのうちから選んで、少ない単語にイメージを持たせるのが良い気がしてきた。音楽でも思う。あれは言葉を使わない。なのに頭の中と目の前には世界が広がっていく。ピアノも三味線も太鼓も音だけだ。でもそこに何かを勝手に想像してしまう自分がいる。

 ちゃんと話す為に必要な言葉と、相手に勝手に想像してもらう為の度胸がいる。

 なんとか提出はしたけど、あれだ。良くない。ブレブレにぶれてる。なんか初めてのことばかりやってる感じ。実際そういうところもあったけど、直視したくないなぁ。でもこれが実力でしょ。こっから何度も何度もやれば良くなる。その為には分析だ。

 

 障子とか廊下とかあるなら、パースをしっかりとさせなければならない。

 月明かりをイメージしたかったんだけど、障子の影をごまかした。本来ならもっとハッキリうつるはず。

 着物の影が出せていない。それらが適度に効果を発揮する構図が掴め切れていない。

 家の描写が足りない。どんな家なのか、どんな生活があるのか想像できる情報が足りない。

 見せ方は良かったと思う。浴衣に映像が映るというのは上品だ。キャラクター優先とか背景優先とかより、どれよりもテーマに準じている。

 言えるのは描写の足りなさ。デジタルでの作業の不慣れさ。そこが克服できればよし。

 次だ次。次頑張ろう。お疲れさま!あー疲れた!疲れた疲れた疲れたー!疲れに比例してないぞこれー!チクショー!

 疲れ:完成度=8:2くらいにしか感じネェゾくそー!俺の望んだ等価交換率じゃネェゾくそー!でも疲れたー!ギャァー!もーーー!もやもやするー!でも大声出せないー!くそー!くっそー!ちくしょー!はぁー……時間かけないとダメじゃぁー、一ヶ月くらい掛けて毎日コンスタントにやらないと間に合わねぇー。それでなくとも試行錯誤と浮気のせいで進まねぇってのに。愚痴言ってすっげーすっきりしたー。