過去俺

8/28 今日は両親の買い物に付いていった。ついでに紙やらボンドやら買った。発泡スチロールと紙を接着できる糊があったので購入。これで、背骨の工作も上手くいってくれれば幸い。

 厚紙で心棒を制作 するのは良いのだけれど、柔軟な動きを出しづらい。具合を見ながら調整する術をまだ見つけてないので、スタイロフォームを使う事を考えた。余りまくってる し。スタイロフォームを小さなブロック状に切り出して、それらを針金に適度な空間を空けて刺す。針金はくねくねと動かせるので、ポージングが容易くなる。 ポーズが決まったら、スタイロフォームの上から厚紙を貼って胴体を形作る。あとは作り込み。の予想。針金は太すぎなければ簡単に曲がるし、太さ次第ではス タイロフォームは変形せずにブロックのまま保たれて、結果としてブロック間の針金が変形してくれる…はず。

 スタイロフォームは卒制の時に山ほどいじってるから、心材として使いたかった。でも他の素材との相性が悪かった。また削るのに手間取るし、ある程度形を出せても上からさらに粘土を盛らないと精度が出せなかった。その粘土もひっつきづらいし。接着剤は併用できなかったし。

 でも今日ひょんな拍子で、併用できるらしい接着剤を見つけたので、これからはおそらく強みになると思う。骨としての形の出しやすさは、かなり容易だから。

 実験はしないといけないけど、楽しみだなー。盛った粘土でバカみたいに重くなる可能性がぐっと低くなった。より軽やかに、リアリティのある重さになる。早く試したい。

 

 

8/29 トミーウォーカーへ課題提出。前回踏んだ轍を踏まないようにやったつもりだったが、新たな視点を発見。キャラクターの線。アウトラインというか、キャラクターを形作る為に必要な線をデジタルでやる事で手間を減らすもくろみだった。で、実際に線は(以前に比べて)滑 らかになり見やすくなった。だけどどうにも勢いが死んでいるというか、線が途切れていないことでダメになる所もあるようだった。線は全部つながってなくて も良いのかもしれない。あとは色の面で形を作る事で、以外と見栄えがするかもしれない。ちょっと今度やってみよう。ただ、主線の色を変えるのはなかなか調 整が難しい。ここはどうするか決まってないから、とりあえず黒に近い色になるようにしてみようか。

 今までいわゆる 「デジタルでの厚塗り」にどこかでこだわっていて、その一番最初に色を置く時のバケツツールの名残があったのかもしれない。線で囲っていないとはみ出てし まうので、線の内と外側を作る癖もどこかでついていたのかも。これからはもっと気楽にできる気がうっすらとする。

 技術とは関係ない所で。今回提出したキャラクターは、条件はクリアしてると思うけどパッとしない。何か平均的な感じがして面白みに欠ける。もうちょい癖を強くしても良いかもしれない。

 

 

8/30 何かモノを減らすのが苦痛だなぁ。ツイッターのお気に入りも減らないし。嫌なんだなぁ、切り離すのが。見たらもう必要ないなー、みたいにとりあえずとっておいた「お気に入り」のツイートって何度見ても引っかかるんだ。

 よしもとおもしろ 水族館のNO-UMA展に行ってきた。久々に魚を見たけど、あんなにきれいな動きをするものだったとは思っていなかったので驚いた。実に滑らかに動くんだ ね。素晴らしい。ウツボや穴子もいたけど、ウツボはいつみても魚には見えない。穴子は意外に顔が可愛らしいんだね。じっくり見たのは初めてかもしれない。 さて、目的のNO-UMAだったわけだが、実にしょぼかったよ。でもしっかりと笑いを狙ってる所はさすがよしもとと言わざるを得ない。まぁ、残念な部類に 入るものでした。荒俣宏さんが関わってるというから、ちょっと期待していったわけだけど、名前だけ貸したようだった。「未確認生物じゃなくなった」的タイ トルのものだったのに、置いてあったものは完全に創作生物だったし。芸人のマスクとか置いてあったし。ひとつだけ未確認生物的なものは置いてあったけど、 正体割れてるやつでした。ジェニー・ハニバーでした。正体はガンギエイの干物。それだけ。

 ただ、ああいったものは想像を膨らませてくれる素材でもあるので、ぶっちゃけ偽物だろうが本物だろうが何だって良いと思います。よしもとは笑いを取るのがメインだったから、あんなクオリティでも良かったけど。

 でも結局だますな ら徹底的にやらないと、とは感じたな。どう見ても和紙製です。樹脂製です。みたいなものが目立ったので、ちょっと考えてみる。骨から化石から再現物まで、 やってみたい。鬼の再現とか楽しそう。麒麟とか雷獣とか。想像上の生き物だから、伝承とイメージと生物的条件をあわせてやってみたいね。出来れば動かせる と面白いんだけど…、それは後回しだな。

 

 

8/31 キャラの 色塗り練習をしていた。考えていたのは、「線は途切れても良し」「できるだけ面の形を考える」「塗り重ねを多用しない」こと。やっているうちに気になって きたのは、やっぱり塗り方だった。明るい面と暗い面、あと反射光。この3つになるようだ。基本色をおいて、それの明るい部分くらい部分と分けていくと、何 か悩む。基本色と明度の高い部分の塗り分けがしっくりこない。明るい部分を少なめにして、基本色で埋めればそれなりに効果はあるようだけど、髪の毛の表現 だけになっているので服や皮膚は分からない。

 皮膚は影を強調す るようにして、ほお紅などをペタンとおいていけばいいかも。基本色自体の明度を高めにすると具合がいいので、追加で明るい場所を作らなくてもよさそう。服 は明るい場所に気をつければ良いのかな。影と基本色で大雑把な形が出て、明るい色を使って細かい表現を必要とする場所がハッキリ分かってないので。

 それからどういう面の形で塗れば良いのか。落ち着きがありそうだったのは、筋肉の形に沿う塗りかただった。混乱しない。服がゴワゴワしていたり、凹凸が少ない場合は新しく面を作らないとダメそうだ。どんな面になるか、下書きをした方が良いかも。

 作業はフォト ショップでやっている。線はペインター。塗りもペインターで出来れば良いかもしれないけど、一々行き来するのは面倒だ。でもテクスチャーを勝手につけたり してくれる分、ペインターの方が良い時もあるかも。まだ分からないな。あと、やっぱり終わらせどころが分からなかった。グダグダと延びてしまう。実験だか ら仕方ないのかもしれないけど、もう少しテキパキとやりたい。ちゃんとした終着点を作らないとダメかも。あと、スッパリ諦めるというか、見切りを付けるよ うにしないと。前にも書いたな。それらも細かくカレンダーに書きこんでいった方が良いのかな。最初からどこまでやるか把握するのは難しいけど、進めながら だったら問題点も見えるわけで。それとも練習は二次創作にした方がいいかな。分かりやすく評価をつけてもらえるかもしれない。いや、でもそれだと楽しくな くなりそう。背景も含めて、バリエーションを作るのが良いかな?

 そもそも何のため にやっているかが問題だ。今やっているのはトミーウォーカーなどでキャラクターを描いてお金をもらいたいからだ。そして、必要なのは商品となる品質のイラ スト。お金と引き換えられるものだ。だから、独りよがりな絵ではいけない。大勢が見ても7〜8割が評価するものが望ましい。その為には巷に回っているイラ ストの商品と同等の価値があるように思えさせないとダメだ。じゃぁ、何が必要か。絵柄の相似とシチュエーションと質感の描き分けか?これくらいしか出てこ ないな。まだ分からない事がたくさんある。

 話は変わるが今、スタイロフォームと厚紙の接着を試みている。明日具合が分かるだろう。これで上手くいってくれれば文句なしだ。