過去俺

10/1 自画像の手入れ。細かい凹凸の部分に、溶きパテを溶かさずに塗りつけて削ってみた。いい感じに削れるんだけど、リューターの目詰まりが酷い。パテが熱で溶けてるのか固まってるのかわからないけど、とにかく手間がかかってしょうがない。シンナーで溶かしつつ取っていったけど、効率が悪いので改善しないとだめだ。というかリューターは溶きパテの時に使うのはNGだな。削りすぎるときもあるだろうし、目詰まりも起きるし、手でやる番だ。最後は手作業なのを実感した。

 それからある程度削ったあとに、シンナーを含ませたティッシュで拭いたら見事にへこんでる部分以外は取れた。若干凸凹が残るからそこは溶いて塗った方が良いかも。ガッツリ盛って、ザックリ拭く。そののち微調整。これかも。石粉粘土との相性を考えると。

 自画像作ってる最中に父さんに見せたら「悪意のある造形」との言葉をもらった。まぁ、確かにそういう点は強調したかもしれない。次作ったらまた違うから。

 髪の毛の盛りつけも行った。あと2層くらい重ねれば大丈夫なんじゃないだろうか。

 ちゃんとイメージ図を描いておかないと苦労するね。髪の毛の造形で迷いが出た。こりゃ他の立体もしっかりと絵を描かないと時間かかる。ふと思ったんだけど、紙の中でイメージをしっかりと描き出すってことは絵の完成度を上げる事にもつながるんじゃないだろうか。前にも思った気がする。ちゃんとやろう。

 

 

10/2 今日は父さんが釣りに行って、大漁で帰ってきた。前日は具合悪そうにしていたけど、帰ってきてからは元気一杯だった。イナダとカンパチとカツオとイワシとキス。釣りたてだから歯ごたえはあったけど、味は薄かった。釣りたてのきぶんは存分に味わえたけど、しっかりと味が出る方が好きだなぁ。

 お客さんもきた。飲んで食べて笑って、実ににぎやかだった。人との会話は良い。たまに会うというのは最高のリフレッシュだ。

 自画像の手入れ。髪の毛をずっと削っていた。リューターを長時間使い続けたせいか、途中からちょくちょく止まるようになってしまったので、休ませながら作業していた。結局今日中に終わらせる事が出来なかった。コレは本格的にちゃんとしたリューターを買う必要が出てきそうだ。調べないとね。

 休んでる最中に、久々に縄跳びをしてみた。前日、寝ようとしたら足の付け根が妙な感じになって、気持ちが悪かったので動かそうと思ったからだ。緊張してるんだか脱力してるんだかよく分からない感覚だったけど、不快でしょうがなかった。そして久々の縄跳び。引っかかるったらない。昔のヤツを引っぱり出してきたので、若干縄が短めなのかもしれない。そして疲れる。1分も連続してとべないのではないか。頭の中で曲を再生しながらやったけど、5分の曲が終わるまでに全部で10分近くかかったと思う。長時間出来るように頑張ろう。

 

 

10/3 自画像の手入れ。といっても昨日と同じで、リューターは長時間使うとへたれてしまうので、回復するまでの間に模写に近い事をやっていた。模写に近いというのは、写真を元にして、自分流に可愛く見えるように描いてみようとしたからだ。厳密な模写ではない。可愛いというのは、キャラクターとして整った顔立ちを目標とした。個性的な部分は残しつつ、かといって誇張しすぎないように可愛く年相応に見えるようにだ。美人に描くと言った方が近いだろうか。

 身体のバランスはあまり崩さず、服のしわや陰影をペンタッチで描くようにした。なんとなくだ。楽しいし、筆が走るようになれば面白い効果も出せるので時間を気にせずに描いていた。ただ、姿勢が悪かったせいか、首がやたらにコッてしまってちょっと困った。

 リューターで削っては、休ませてる間に模写をして、またリューターを使うというローテーションだった。季節が秋になってきて、早めに暗くなってしまうので、リューターを扱ってる時間の方が少なかったかもしれない。粉塵に舞っても問題ないように外で作業するからだ。暗くなってからは、気が向いた時に描いていた。

 あと、今日もお客さんが来た。この間父さんと一緒に釣りに行った人だ。イナダとカンパチの刺身を食べたらえらく旨味が出ていた。一日置くと蛋白質が分解されてアミノ酸になるというのは間違いないみたい。私は日にちが経ってる魚の、じっくりと味わえる美味しさが好きだ。イナダとカンパチを食べ比べたところ、イナダの方が若干独特の匂いがあった。青魚特有の匂いというか、磯臭さというか。カンパチはそういった匂いは無く、脂も無駄にのっておらず、肉から出る旨味は貫禄があった。ふんわりと柔らかい脂の甘みと、舌を覆うような身の旨味。さすがカンパチ。イナダは若干歯ごたえがカンパチよりも強くて、弾力があった。匂いはほとんどアクセント位にしか感じない。脂はほとんど無くて、全然血生臭くない肉の美味しさがあった。

 説明出来ないなぁ。全然足りない。どういったら良いんだろうか。他に似てる味なんて無いし、たとえが下手で恥ずかしいや。でも美味しかったのはまぎれも無い事実。