過去俺

10/11 本厚木まで付いて行ったので、ポストホビーに寄って色々と購入。ラッカー塗料と筆。それから、リューターのビット。リューターのビットは規格があるのを教えてもらい、いつも使っている会社とは別の会社のビットを購入して使ったところ、何の問題も無かった。だったら「これくらいの径までなら使えます」みたいな表示をしてくれよ。とも思ったが、ともかく使えるビットの数が一気に増えたのは助かる。より細かい作業なども出来るようになるのはありがたい。リューター自体についても聞いてみたが、歯科技工士の人なども模型用のリューターを使って成形するらしい。彫金用のモノはパワーが凄いかわりに高いとか。素材を幅広く使う予定が無いのなら模型用で充分通用すると言われたので、模型用のリューターに焦点を絞っていけばよさそうだ。良い事を聞いた。

 エアブラシも見ていた。細かい塗装や、エアブラシ独特の味を出すには専用のものが必要なのだけど、私が持っているのは初心者用のもので限界がある。でまぁ、カタログを見ていたら高いのな。エアブラシ本体からコンプレッサー、エア調節器。使い勝手が違うみたいだし高い買い物になるから、こっちもよく吟味しないと。

 

 

10/12 自画像の下地の手入れ。凸凹が更に分かって、より精度を上げる事が出来るのを実感。これは一度病みつきになったら止められないかもしれない。ただ、元々へこませている部分や一段低くなっていたりする部分は先にやらないとダメかもしれない。となると一度形を作って、下地を吹いて精度を上げて、もう一度盛りつけという事になる。下地と粘土の相性が分からないから、上乗せするところに付いた下地材はある程度削り落とさないとダメかもしれない。やらないと分からないから、今は推測だけで終わる。

 やらない夫の身体を考えるために、人体の骨格や筋肉を調べた。といってもビジュアル博物館と人体の不思議展の図のみだ。いやはや身体の構造は実に興味深い。ただ作るとなるとかなり複雑なので、尻込みする。「正確に」骨を組み上げて「正確に」筋肉を配置させていく必要は必ずしも無いんだが。でもやってみたい。骨に沿って筋肉を付けていってみたい。そういいながらも気が進まない理由は、やらない夫を全身作ってみようと考えてるからだ。

 いやでも上半身だけでもいいかな…。でもそれだとなんか情けなく見えそうでなぁ。マッチョだし。腿までの参考画像だったし腿までは作ってあとは切っちゃうとか…。そこまで行ったらいっそ足の先まで作っても良さそうなもんだけど。悩む。とりあえず頭のざっくりした大きさは出しておこう。ポージングは針金とスタイロ使って、上手く骨格らしくしてみたい。

 大学の求人欄を見たんだけど、なんでか元気を吸われる。何故かは分からないけど、求人票の一覧を見ると自分がしぼんでいく。萎縮していくのが分かる。未知のもの。というよりも、ひたすらに神格化された像がこちらを取り込んでしまおうとしているような。喰われてしまうような感覚。一方でそれらの感情は、なんて事の無い妄想と憶測が全力疾走しているだけで、実際経験しなければ解らないといった分析をしている自分もいる。裏表なのは承知しているが、心がどうしても拒否する。

 似たようなのは浪人生の時にも感じていた。自分に足りないものが解らない。考え方と自分を取りまく世界は予備校内と受験だけで構成されていて、その他は頭に入れられない。フィルターがかかってしまって、弾いてしまう。

 自分の密かに守りたい部分を、蹂躙されてしまう被害妄想。まわりがどうしても信用出来ないのだ。自分だけのエゴがすっ飛ばされてしまう事が本当に恐ろしい。最後の手綱のように思っているところは、本当に繊細で大事なように信じ込んでる。

 実際は一番どうでもいい所。経験や記憶を積み重ねて、大事に大事に自分が装飾して、誰に見せても恥ずかしくない!と手塩にかけた自信作の部分。それが自分の持ってるプライド。見栄えがいい。それだけ。持ってると、まぁちょっとだけ箔がついた様に自分が感じるくらい。良い所見せたいんだ。良くない部分なんだけど。何を大切にしたいかを認識しておかないと、何もやらなくなる。そこを考えられるだけ、浪人生の時よりマシだ。

 大学の就職課に相談しにいくけど、実際に興味のある仕事が何か、実感出来てないと就職してもろくなもんじゃないとは思ってきてはいる。だから卒業前より幾分かは建設的な話が出来るかもしれない。二言三言くらい。ただ、この人の元で働きたい!とかそういう妄信的な感情は持っていないので、そこが難しいかもしれない。それがあれば、まだ解りやすいんだけど。

 

 

10/13 大学の就職課に行ってきた。私の望む造形界隈は求人が少ないらしい。なので、会社と直接連絡してコンタクトを取っていくことになりそうだ。それでも、色々と相談する事は増えていくかもしれないので、定期的に行くかも。履歴書の採点もしてくれるというし、助かる。どうなるかね。

 色んな人に相談出来ればしていきたい。新しく作ったりまとめたりして、つながりのある人達に見せるのはアリだと、今日就職課に行って思った。個人に見てもらえるのは難しいかもしれないけど、会社なら大きいし余裕もあるんじゃないだろうか。改めてちゃんとした作品集にしないと。