過去俺

11/22 ボランティアでの作業。プルミエという粘土を知った。ネットや本などでもちょくちょく名前を聞いていたけど、とても柔らかく、ファンドに慣れている自分は驚いた。ファンドと同じ感覚でちぎると、綿を掴んだような気持ちになる。柔らかい分テクスチャを付けやすく、なかなか重宝しそうな素材だ。例えばジオラマやヴィネットのときに、岩についた苔を表現したい時などに使えそう。とても柔らかなので、豚毛の固い筆を使って流したり刺したりすれば適度な雰囲気になると思う。反面柔らかすぎるので、ガツガツ盛っていくのは向いていない感じだった。

 今日も大変楽しく作業をさせて頂いた。自分の進み方をちょっと遅く感じていて、もう少し早くテキパキと作業が出来れば良いのだが。工夫していてもまだまだ時間がかかってしまう。ただ、急ぐ気持ちが先走ってもいるので、この危機感(?)は片隅においといて、丁寧に着実に提出していくようにする。かなり気分が乗っているので、一気に疲れが出ないようにしたい。

 以前履歴書を送ったアニメなどの背景制作会社から採用試験の面接日を選ぶメールが送られてきていた。今やっているボランティア、凄く楽しいし、ひょっとしたらアルバイトにもなれるかもしれないので、かなり乗り気。でも背景制作会社の仕事も興味を引かれている状態で、採用試験とはいえ悩む。どっちもやりたいのが本音なんだけど、ひょっとしたら受かって正社員になれたりするならそれもいい。背景をキッチリ描いてアニメーションに使われるなんて面白いじゃないか。でも立体背景の制作が本当に自由で気楽で楽しくて、それを離れなくなるかもしれないと思うと嫌だ。

 まだ受けてみないと分からないうちからあれこれ想像するのは良くないけど、選ばないといけなくなった場合どうするかは考えておいた方が良い。給料の面から考えても多分そんなに変らないかもしれないし、そうなった時どっちが楽しいかになるかだしな。まず受けて、俺がどう判断されるかだ。

 でもどっちかっていうと今のままの方が良いなーとは思ってる。それが答えなんだろうな。だって、作品を見てとりあえず使ってみるって決めてくれたのは、今のボランティアをやっている会社だけだったんだもの。なかなか使ってもらえなかったから、やっと誰かの手伝いが出来る環境を得られたのが本当に嬉しくってね。

 

 

11/23 ボランティアへ行く。気分は明るく前向きに取り組める状態で、大変良いものだった。昨日やったものとその続きを終わらせる為に、なるべく滞らないように作業をすることになった。頭だけで考えていても分からないので、紙に書き出してもみたがやはり実感が沸きづらかった。やりくりした経験がないからだ。今回ので少しはついたと思うけど。2つなら同時に出来るんだけど、3つ以上になると混乱してしょうがなかった。なので素材の状態を「A,B,C」のようにグループ分けをして、さらに作業手順を「1,2,3」のように分けて、早く終わらせられるモノから手をつけていった。

 今回は一人でなく二人での作業になったので、分担が出来た。追いつき追い越しのようにやると良いようだった。そうすれば完成品が一度に大量にストックされる事もないし、保管場所を作る余裕も出来る。修正も出来る。二人だと早くて良い。分担作業の効率がいいと、気分も軽くなってくるのでプレッシャーが少なくていい。しかも経験が積めて、他の事に生かす事も出来るようになるなんて最高だ。

 帰りの時、雨が降り出してきていたのだが、そこまで寒くなかったのが意外だった。そのかわり先日寝た時刻が遅かったせいか、電車の中で具合が悪くなってしまった。疲れが取りきれないんだな。なんだかんだで疲労がたまっているようなので、テンションが高いときは気をつけるようにする。あと早く寝る事を厳守する。遅くて1時半。

 

 

11/24 とある会社の採用面接へ向かった。今やらせて頂いているクレイアニメのボランティアが非常に楽しく、またそういった方面での仕事をしてみたいと思ってしまった矢先なので、試験を受けた後面接でお断りをした。その会社は雰囲気が和やかで清潔感があり、社員の人達は和気あいあいと作業していらっしゃった。履歴書とポートフォリオを見て、良かったらうちで育ててみようかと考えて下さった方に申し訳ない気持ちで一杯だ。わざわざ面接試験を受けて、その場で「やっぱりここには入らないことにしているんです」というのは、笑顔でむかえてくれた人に平手打ちをするような仕打ちではないか。もともと私自身が数多く会社に履歴書を送っていたのがマズいのだが、それにしたって言い方とかあるだろうに。二度とこのようなことが起きないようにしたい。

 包み隠さず、誠実に、わかりやすく話すというのが、大変に難しく感じている。それでなくとも支離滅裂な言い方になってしまうのだから。そんなわけで、自分の撒いた事とは言え、疲れてしまった。